



キャンプの楽しみのひとつが食事!野外で皆で喋りながら食べる料理はすごく美味しいですよね。
ですが、その後必ず待っている洗い物がとても面倒…。
キャンプ場の炊事場って離れている場合もあるし、時間帯によっては混むし、なかなか重い腰が上がりません。
そんな憂鬱な気分を少しでも軽くする為、今回はキャンプでの洗い物を楽にするコツや便利な道具をご紹介したいと思います。
目次
キャンプでの洗い物は極力少なくしよう

「キャンプで面倒なことは何ですか?」と聞いたら必ず返ってきそうなのが「洗い物」。
みんなで遅くまでワイワイやってお酒も入った後に離れた炊事場まで洗いに行くのですから、面倒なのは当たり前ですよね。
しかもキャンプ場の洗い場はお湯が出ないことが殆どなので、寒い時期なら特に苦痛です。
そこで、先ずはなるべく洗い物の量を少なくする方法を考えてみました。
レシピで工夫を
極論になりますが、そもそも洗い物が大変な料理はしない!というのもひとつの選択肢です。
例えばカレーライスやハヤシライスなどは、冷めてルーが固まった鍋を洗うのが大変…。
となると、市販のルーを使わずに作るという方法があります。
市販のルーには油分がかなり入っているため、食べた後のお皿や鍋がベトベトになってしまうわけです。
市販のルーを使わなければ洗い物がぐんと楽になりますよ。
その他にもパスタなら、下茹でなしでフライパンだけで作ると洗い物がひとつ減りますよね。
このように、キャンプで作る料理を洗い物が楽になる目線で考えてみるといいかもしれません。
その他の楽ちん料理の例、アルミ鍋を使った鍋。
大人数には向かないけど、1~2人のキャンプに最適ですね!
そして準備いらず、洗い物いらずのレトルト。
キャンプで手抜き飯
片付けも簡単😅
イベントキャンプ専用ごはんです😋 pic.twitter.com/sr9I9yrVe3— nisidak(野遊びさん) (@nisidak) April 19, 2019
「冷凍牛丼とサトウのごはんを鍋のお湯であっためるだけ。」
キャンプの目的によってや、撤収前の食事に取り入れてみるのもいいかもしれません。
またこんな便利なものも見つけましたよ!「森永もみもみホットケーキミックス」
袋の中に材料を入れてモミモミしてフライパンで焼くだけなので、ボールや泡だて器を洗う手間なし。
これも忙しいキャンプの朝食にピッタリじゃないですか?

下ごしらえは家で済ませておく

キャンプ場で一から準備していると当然時間もかかるし洗い物も増えます。
材料はあらかじめ家で切ってジップロックに入れて運べば、後片付けも楽になります。
切るだけじゃなくて煮込み料理などは炒めて味付けする段階まで家でやっておくと、現地でフライパン要らず。
冷まして冷凍したものをジップロックに入れて持っていけば、保冷剤代わりにもなって一石二鳥!おすすめです。
紙皿を使うorお皿にラップを巻く

洗い物を楽にする究極の方法は、使い捨ての食器を利用することです。
そうすれば面倒な洗い物をしなくて済みますし、軽くて嵩張らないので持ち運びにも便利。
ただこの記事にも書いていますが、紙の食器には「風に飛ばされやすい」という欠点があります。
「それはそれでストレスだな~。」
そう感じる方にはお皿にラップを巻いて使うという手もあります。
これは災害時など水道が使えない場合に役立つ知恵として、よく知られていますよね。
食べた後はラップを捨てるだけ。コップやスープなどのお椀には使えませんが、油の多い料理に便利です。
キャンプでの洗い物の方法とコツ
洗い物を最低限に抑える方法をお伝えしましたが、今から実際にキャンプで洗い物をする際のポイントをご紹介していきます。
まずは流れから。
- 洗う前に汚れを拭き取る。
- バケツまたはカゴに食器を入れる。
- バケツと洗剤セットを持って炊事場へ。
- バケツまたはカゴを洗う。
- 食器類を洗う。
- 排水溝を掃除する。
- 自分のサイトに持ち帰り乾かす。
ざっとこんな感じです。順番に詳しくみていきましょう。
1. 洗う前に汚れを拭き取る
先ほどお皿にラップを巻いて使うやり方をご紹介しましたが、「見た目がちょっと…。」という方もいらっしゃると思います。
とはいえBBQなどの油で汚れたお皿を洗うのは大変。
そこで役立つのがキッチンペーパー。
炊事場で洗う前にお皿の油汚れをキッチンペーパーで拭き取っておくと、洗い物が随分楽になります。
特にお湯の出ないキャンプ場だと油汚れが取れにくいのでこうしておくと便利ですし、油を流さないという意味でエコにもなります。
チェックアウトまでの時間がない場合や洗い場が混んでる場合は、拭き取った後の食器をそのまま家に持ち帰るというのもありです。
汚れをさっと取っておけばあとで洗うのもそんなに面倒ではないし、家の炊事場の方が使い勝手が良かったりしますしね。

2. バケツまたはカゴに食器を入れる
キャンプ場のサイトから炊事場まで距離がある場合、いちいち食器類を運ぶのはとても面倒。
そこで重宝するのがバケツやカゴです。
バケツはホームセンターで売っているポリバケツでもちろん大丈夫ですが、コンパクトに折りたためるタイプの物もあります。
こちらの商品、直接火にかけられるので、温かいお湯での洗い物も可能。
またハンドルが付いているので炊事場まで楽に持ち運びができます。
そして収納時にフタになる木の板は、まな板として使える優れもの!

3. バケツと洗剤セットを持って炊事場へ
次に食器類の入ったバケツ(またはカゴ)と洗剤セットを持って炊事場まで行きます。
洗剤セットとは食器用洗剤、スポンジ、ゴム手袋、ゴミを入れる用のビニル袋です。
キャンプ場によっては合成洗剤が禁止されている所もあります。
そうでなくても下水道整備がされていないキャンプ場ではなるべく環境に優しい洗剤を使いたいもの。
この2つの商品は環境に配慮されて作られており、キャンプでの洗い物におすすめです。
あと必ず用意した方がいいのがゴム手袋。
冬でなくても水が冷たい場合があるので忘れずに持っていきましょう。手荒れ防止にもなります。
テントの設営や撤収作業によって手の油分が奪われるため、キャンプでは普段以上に手荒れが起きやすくなりますからね。
4. バケツまたはカゴを洗う
炊事場に着いたらまず最初にバケツ(またはカゴ)を洗います。
5. 食器類を洗う
次に食器を洗い、洗い終わったらまたバケツに入れていきます。
6. 排水溝の掃除をする
排水溝は使った後に綺麗にするのがマナーです。持ってきたビニル袋に食べ残りのゴミを入れ、綺麗に掃除しましょう。
7.ドライネットで乾かす
自分のテントサイトに戻り、食器類を乾かします。
カゴを利用する場合は、そのまま風通しの良いところに置いて乾かすことも可能。
在 Instagram 查看這則貼文
他にもディッシュスタンドを使ったり、乾燥させる方法は色々あると思いますが、私の一番のおすすめはこれ。
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ドライネットです。これを木などに吊り下げ、洗った食器や鍋を入れておけば自然乾燥ができます。
細かい網なのでカトラリーをそのまま放り込んでも落ちないのが便利です。
色々なメーカーから出ています。お値段の高いものではないので、買っておいて損はないですよ。

BBQコンロや焼き網の片付けポイント
さて最後に厄介なBBQコンロや焼き網の片付け方のポイントをご紹介します。
まずBBQコンロですが、使用する前にあらかじめBBQ用の厚手のアルミホイルを敷いておくのがおすすめです。




食事の片付けその日のうちに!
朝は撤収で忙しいですので、前日の洗い物までやっていると大変。
でもそれだけではありません。野生動物を近づけさせない為にも食事の片付けはその日のうちにやった方がいいです。
私が以前キャンプしたとき夜中にトイレから戻ってきたら、テントの近くに何やら動くものが…。
暗くてよく見えなかったんですが犬ぐらいの大きさで、でも犬ではないんです!
怖くて慌ててテントの中に駆け込みました。あれは何だったんだろうとしばらくドキドキして眠れませんでした。
友人の中にも何人か目撃した人がいたみたいで、あれはキツネだったということが翌朝の話でわかりました。
うちは食事の片付けをちゃんとしていたので荒らされませんでしたが、特別山奥ではないキャンプ場でも野生動物って出るんだなと実感しました。
テントがいくつか立っている浜で見た、少し皮膚病気味?のキツネ。テントを引っ張っている様子も見られた。キャンプをする際には食べ物を放置しないこと、野生動物に餌付けをしないことを徹底しましょう。 pic.twitter.com/XPiZoIcfEt
— ねねこ (@noahsun_bird) May 1, 2019


まとめ
- キャンプでは洗い物が極力少なくなるように工夫しましょう。
- 食器の汚れを先にキッチンペーパーで拭き取っておくと洗い物が楽になります。
- 食器類の持ち運びにはバケツやカゴを使うと便利。
- 食器の乾燥はドライネットを使うのがおすすめ。
- BBQの網はしっかり焼き切っておくと洗うのが楽になります。
- 食事の後片付けは寝る前に済ませておきましょう。
参考になりましたでしょうか?
面倒に感じる洗い物も工夫次第で楽にできてしまいます。家族みんなで協力し合って、夕食後の時間も楽しみましょう♪
